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事業と組織を引き継ぐ
「50歳を過ぎた人が、10年後にいるか解らない。」「そんな先のことは、これからの若いもので考えた方がよい」と言う人がいます。管理職や経営陣の人が、このようなことを言うと非常に残念に思います。若い人が、このような発言をする人についていけるでしょうか?
管理職が考えることは、事業と組織を次の世代に良い状態で引き継ぐことです。また、経営陣が考えることは、会社を次世代に将来的にも魅力のある会社として引き継ぐことです。会社は、永遠に継続することを前提としてます。5年・10年先にどのような会社にして、次世代に引き継ぐのか、そして、後継者にさらにその先の5年・10年後にどのような会社になることを期待するのかを伝えることが大切です。そうすると、現在と次世代で世代を超える共通目標や課題を認識することができます。そして、そこに一体感を得られます。
今年、新たに入社する人がいます。その人は、これから40年間以上この会社で働くことを希望し、大きな期待をもっています。彼らに会社を引き継ぎ、さらに、その先の人に会社が引き継がれることを考えることが大切です。点と点につなげることで、線になります。そして、その線が切れにくい、しっかりとした線にすることが大切です。