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製品・サービス開発とは

 開発視線で、「これはすごいと」と思った製品・サービス・会社は何がありますか?
 私の場合は、例えば、革新的な技術で万年筆を作っている「ウォーターマン」が挙げられます。
 【ウォーターマンの技術革新】
  1883年:毛細管現象を利用したペン先を開発
  1899年:インク漏れ防止システムを開発
  1904年:クリップ付きのキャップを開発
   ※インク漏れが減ったことでペンが携帯品となる
  1913年:レバーを使ったインク補充システムを発表
  1927年:ガラス製のインクカートリッジを開発
 他にも、ディズニーランドの「世界一のサービス」、スティーブン・ジョブズが生み出した「MacBook Air」や「iPhone」、ハードロック工業株式会社の「ハードロックナット」など色々あります。

 サービス、製品の開発担当は、周りから「すごい」と言われるものを生み出すことを夢見ていると思います。そして、それが現実になった時、会社に大きな売上と利益をもたらします。
 すなわち、開発担当の「思い」を形にして、会社の売上と利益の向上に貢献することが必要になります。

 しかし、如何に良い技術・良い製品であっても、その時代のニーズに合っていなければ売れません。
 そこに、開発担当の悩みがあります。
  ・良い製品・サービスが、売れる製品・サービス
    or
  ・売れる製品・サービスが、良い製品・サービス

 さらに、大企業であれば、研究開発やサービスの事業開発の専門組織があります。しかし、中小企業の場合、製造業では生産技術や品質管理などの部門が、サービス業では、企画や営業などの部門が、兼務で行っていることが多いと思います。そのため、日常業務の合間を見て、新規の製品及びサービスの開発を行うため、開発業務に時間が取れないジレマもあります。

 革新的な技術・サービスであっても、その時代やターゲット顧客層のニーズに合っていなければ、売れません。
 そのため、マーケティング活動から得た顧客ニーズが開発担当にインプットされ、企画・設計・試作・生産を得て、マーケティング(販売)活動が行われ、その活動から新たなニーズを開発担当にインプットされる流れが必要です。
 すなわち、「マーケティングに始まり、マーケティングに終わる。そして、そこから新たに始まる」ものです。決して、開発担当のデスクワークのみで、開発が行えるのではなく、全社的な取り組みの中で、開発が成功します。
 なお、場合によっては、事業戦略を見直しながら、新サービスや新製品の開発が行われる場合もあります。