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コミュニケーションスキル

 JALの国内線機内(skyward 2013年2月号)で、キャプテンの航空教室 / パイロットに必要とされる「言語技術」と記事を見つけました。
 近年、パイロットは直接飛行機を操る技術のみでなく、コミュニケーション力・状況認識力が必要と考えられているようです。そして、「絵の分析」という課題で、絵の観察、分析、解釈、対話を通じて伝える、「言語技術」の講習をパイロットに実施しているようです。
 また、「問答ゲーム」という2人1組で、1人の質問にもう1人が答える。そのとき、「結論→理由→まとめという順番」、「主語をつけて」、「文章」で答える、ということがルールになっているようです。
 パイロットは、多くの乗客の命を預かっています。最近の飛行機は、安全飛行を自動運転で行うようですが、いざという時は、人であるパイロットの一瞬の認識・分析・対応が必要になります。そして、1人だけで飛行していない限り、チーム内で適切なコミュニケーションが必須になります。

 さて、日頃の業務を振り返ってみて、思い付くところは、多々あります。コミュニケーション不足(量)や不適切なコミュニケーション(質)で業務が滞ったり、失敗したことはないでしょうか?
 特にコミュニケーションの質は重要です。伝える側は「言ったつもり」「言っているのに理解されない」などの状況におかれることがあります。また、受け側は「何を言っているか解らない」「勝手に異なった解釈をする」などの状況に陥ることがあります。

 そこで、次の方法でコミュニケーションをとるようにしましょう。

①お互い相手をみて話す。
 上司は、たまに他の仕事をしながらや書類のみを見ながら、部下に背を向けて話すことがあります。話し手のことを考えて、向き合いながらコミュニケーションをとりましょう。

②結論を先に話す。そして、その理由を簡単に述べる。
 長々と理由を話して、結局結論が解らなくなったり、結論がなかったりすることがあります。結論を簡潔に先に述べ、理由を結論に向かって端的に述べることが大切です。

③必ず主語をつける。
 日本人は、解っているものと思いながら話しがちです。受け手の思い違いで、異なった結論に受け取ったり、相手の誤解に途中で気づいて初めから話すことになったりすることがあるので、要注意です。また、「誰に」、「何を」、「どのように」、そして、「何時までに」を意識しましょう。

④お互いが共通認識であるかを確認合いながらコミュニケーションをとる。
 以外と抜けがちなので、注意しましょう!