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残業を無くして、実績が上がる組織をつくる
残業は必要悪!従業員の健康を考えるでのであれば、如何にして残業を行なわないようにするかを考えることが管理職の役目です。
必要悪は必要であってもの悪は悪です。ライフワークバランスを考えると、仕事とプライベートが充実しているスタッフが生き生きと働く職場は、実績もあがるものです。
自分の部下が、残業続きで身も心もフラフラになり、深夜に会社からの帰り道で自動車事故を起こして死亡した場合、これは運転者の注意義務を怠ったとの自己責任ではありません。管理責任を問わなければならいことです。管理職の方は、部下を子供や兄弟と思って、健康管理を意識することが大切です。なお、決してやっては行けない絶対悪はサービス残業です。残業の実態が記録上で抹殺されてしまう。これを行なうと管理職が行なうべき労務管理ができなくなります。
残業を減らす手段として、次のものが上げられます。
①上司が率先して、定時で帰るよう心がける。
②「定時には帰りづらい」との組織風土を無くす。
③毎日定時に仕事を完了するような時間割を思い浮かべながら仕事を行なう組織風土をつくる(例えば、午前中にAとBを、定時までにCの仕事を終わらせる)。
④仕事のムダ・ムラを無くす活動を行う。
⑤作業を標準化し、SOPなどの文書で明確にする。
最後に残業を行なわない部署は、仕事のパフォーマンスが上がります。なぜならば、仕事量は増え続けるものです。実績を上げながら、増え続ける仕事をいかにして定時で終わらすかを考えると、仕事が質が向上します。
管理職は、組織の力が風船のように膨らむことを念頭に置きながら組織運営を行いましょう。