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管理職の決裁

 管理職は業務や経費など日々の決裁(Go/No-Go)に追われます。
 業務の決裁において、いつも正しい判断が出来ているとは限りません。特に、判断時点の情報で決裁を行う必要があるため、新たな情報により後からその判断を覆す必要が生じる場合もあります。大きな判断ほど、「時間をかけながら」、かつ、「不安を持ちながら」決裁を行います。部下は上司の決裁がなければ、動けない場合があります。そして、安易に決裁を求めます。しかし、大きな決裁ほど、決裁を行うことに勇気がいります。

 決裁に関して、する前は色々と時間をかけて考えることは大切です。しかし、一旦覚悟を決めて決裁をすると、それを貫くことも大切です。ただし、変化に対して、柔軟に対応することも大切です。決裁の内容を変更する場合は、変更した理由を明確に示す必要があります。決裁時は不確定な要素もあるので、当時の前提条件が覆されることはあり得ます。決裁の時と何がどのように変わったかを周りに理解してもらうよう努力すべきです。

 上司の右往左往は、それ以上に部下が右往左往することになります。これが、上司と部下の信頼関係に影響する場合があります。「決めたら貫く、変更する場合は理由を周りに説明する」ように心がけましょう。