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「作業」から「仕事」へ
「作業」は事前に定められたやり方通りに活動するもので、「仕事」は活動による結果や業績を示します。一般的に「作業」は単純な活動で、「仕事」は付加価値のある活動に区別されることがあります。しかし、仕事は全て作業の上に成り立っているもので、作業は見下す対象ではありません。また、仕事をする上で、作業も行うことで、作業で得た情報からより付加価値の高い仕事を行うことができます。
ところで、新入社員や異動まもない人は、その組織で直ぐに仕事を任せられるわけではないので、初めは単純作業を与えられ、それを行うことで組織に貢献します。しかし、その単純作業を単に作業として完結する人は、このような作業は自分がすべきものではないと、不満を持つようになります。その反面、その作業の意味を自分なりに捉えて、そこから新たな業務として身につけることで、単純作業が仕事につながります。そして、その作業をベースに仕事に新たな付加価値を付けることもできるようになります。
作業であれ、仕事であれ、何でも自ら請け負い、自ら仕事に付加価値を付ける人材を育てたいものです。