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分厚い組織を目指す
個人ではオンリーワンは重要な意味を持ちますが、組織では個人のオンリーワンは避けなければならないものです。
組織をエキスパートの集団として、それぞれのオンリーワンの寄せ集めをすることは、一見合理的で無駄がないように思えます。しかし、それは全てが個人の能力に依存すとともに、その人材がいなくなった途端、そのスキルが組織から無くなってしまいます。
全員が同じ仕事を高レベルで行うことは不可能ですが、少なくとも複数の人員が業務内容を理解して、サポートしながら仕事を行うことで、いざという時に補完し合うことができます。また、相談し合いながら仕事を行えば、1人で考えるより良いアイデアが生まれることも多いものです。
これらを行う上での手法として、例えばスキルマップなどが挙げられます。組織で行うべき業務とそれができる人の力量を見える化することで、仕事を継続的かつ高品質に遂行することができるようになります。それによって、より分厚い組織を作ることが可能となります。