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「掛け算思考」と「足し算思考」

 経営目標や部門目標の設定を行うとき、「掛け算思考」と「足し算思考」で計画を考える人がいます。掛け算思考の人は比較的チャレンジャーであり、倍々で計画を立てる上昇志向が強い人です。そして、足し算思考の人は比較的堅実で、確実に達成できる計画を立てる保守的な人です。
 どちらも、現状より良くすることを変わりはありません。組織のメンバーや今の状況を見極めて「掛け算思考」と「足し算思考」を使い分けることができれば、より良いと思います。企業はじっくり我慢して「足し算思考」で堅実に経営する時と、追い風に乗って「掛け算思考」で一気に売上を伸ばす経営をする時があります。
 片方の思考に偏るより、状況によって使い分けができる人材を目指しては如何でしょうか?

<余談>
 農林水産省は6次産業化といものを進めています。農林漁業生産と加工・販売の一体化や、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するというものです。
 この「6」の説明には人によって2通りあります。即ち、掛け算の1次産業×2次産業×3次産業と、足し算の1次産業+2次産業+3次産業です。どちらも答えは「6」になります。
 掛け算は勢いはあるけど、どれか1つしくじれば(0)、全て無くなります。しかし、足し算は派手さはありませんが、どれか1つしくじっても、何かが残ります。