仕出屋・製造所における食中毒
食中毒発生の事件総数は、衛生管理の普及により、減少傾向にあります。しかし、仕出屋・製造所の事件推移は約60件/年でほぼ横ばいになっています。
2004-2016年の事件数は、飲食店が7897件と圧倒的に多く、仕出屋(648件)、製造所(129件)は非常に少なく、仕出屋等は衛生管理の意識が高いことが伺われます。しかし、1事件あたりの患者数は、仕出屋(89人)、製造所(69人)と食中毒事件の影響が大きいのもです。例えば、2017年にノリの製造業者による食中毒事件では、和歌山の小中学校と幼稚園で719人、東京の小学校で835人の食中毒患者が出ています。