経営理念と経営ビジョン
経営理念は、企業の経営や組織の基本姿勢を規定したものです。
これは、顧客・取引先・株主・地域社会に対して、他社とは異なる自社の存在価値をアピールするものです。そして、これを実現するために、社員1人1人の業務にまで浸透させることが大切です。
社員1人1人に浸透させるということは、経営理念に従って業務を行うとともに、判断に迷った時には、経営理念に立ち戻って判断の方向性を決めることになります。
よって、経営理念が抽象的すぎると、その機能が働かず。風化する恐れがあります。
経営ビジョンは、経営理念と異なり中長期的なあるべき姿を定めたものです。
よって、戦略・戦術は経営ビジョンに従って、計画され、実行されます。
経営理念や経営ビジョンは、社員が1つの目標や目的のもと活動するためのもです。従って、社員に浸透することで、本来の求心力を発揮します。
社員に浸透させるためには、次のことが大切です。
(1) 経営者自信が自らの言葉でその思いを伝えること
(2) 経営幹部等が、実際の成功体験を含めて社員に分かりやすく、説明すること
(3) 社員1人1人の業務目標に反映させ、評価すること
(4) 何度も何度も繰り返し社員に訴えること
経営理念、経営ビジョンを明確にした後、基本戦略→機能別戦略(販売、生産、開発、財務、組織・人事)と展開していきます。