PDCAサイクル
PDCAサイクルは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取ったもので、1950年代に品質管理の父と言われるW・エドワード・デミングが提唱したフレームワークです。
もともと、生産・業務プロセスを改善するために提唱されたモデルで、各プロセスを測定・分析し、PDCAのサイクルを継続的に回すことで、連続的なフィードバックが行えるようループ型のモデルが生まれました。
現在は、生産・品質管理のみならず、経営戦略、調達、生産、販売など各業務の改善に幅広く利用されています。
PDCAサイクルの各プロセスは、次の通りです。
(1) Plan
目標を設定し、実行計画を立案します。目標の立案には、過去のやり方を引き継いて計画を立てるのではなく、なぜそのような目標や実行計画をたてるのか、仮説に基づいた論理的な計画であることが大切です。
(2) Do
計画を実行します。
(3) Check
実行した内容を検証します。特に計画通りに実行できなかった時は、なぜ計画通りに実行できなかったかを、十分に検討することが大切です。
(4) Action
検証の結果、今後どのような対策や改善を行うかを検討します。
なお、PDCAサイクルを継続的に回すということは、単に過去を継承しながら回すのではなく、目標や理想に向かって、回すことが大切です。